(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

バリアフルの日常(写真いっぱい)

「プライベートで遊びに行った場所のバリアフリー状況は、一体どうなっているのか?」
……などという、障害者団体的な事を全く考えずに行く、行楽地や観光スポット。
自分が楽しみたいから選んだ場所なので、バリアフルかもしれないしバリアフリー化されているかもしれない……。
いわゆるバリアフリー情報は、他の団体でも調べて公表しているので、敢えてそれ以外な情報をお届けする『バリアフルな日常』(笑)。



今回は、江の島界隈に行ってきた。
CIL・あきしまでも、江の島への外出企画を行なった事がある。
急遽決まった企画で、いつメンだけで行ったので、通信で事後報告をしただけ。
その時は車いすでも行ける参道内で“生しらす”を食べ、新江ノ島水族館へ行ったり海岸で夕日を見たりしていた。
色々と楽しかったが、山の上にある展望台(シーキャンドル)に行けなくて残念だという感想もあった。


別に、その時のリベンジという訳ではないが、たまたま旅行のルートに組み込んでいた江の島散策の、判っているけどバリアフルな報告をするよ。
その前に、併せて行ってきた、新江ノ島水族館について……。


新江ノ島水族館は基本的にバリアフリーな施設なので、外出企画で行った際も概ね楽しんでいたみたい。
通信には、館内の写真を載せていないので、ここで載せておくよ。




入場ゲートを越えると右手に階段。いきなりバリアフル???
みんなどうやって上まで行ったんだ???




正面まで左に曲がったら、エレベーターがあった。


よく見ると、案内板もちゃんとあった(笑)。



それ以降の館内は、ほぼほぼフラット。
緩やかに坂にはなっているけど、じっくり見ながら回ると思うので、そんなに苦にはならない坂だと思う。


ここは「相模湾ゾーン」の通路。




「クラゲファンタジーホール」




相模湾ゾーンで開催されるショー「フィンズ」。




すぐ外の浜辺では、海の家建設中。
その先には江ノ島が見える。



外にあるイルカショーのプールには、エスカレーターかエレベーターで上がって行く。




車いすスペースは一番上。
通信でも、見え難いって嘆いていたっけ……。










最前列から4列目までは、水しぶきがかかる席。
もう子供ではないから、わざわざ濡れる場所には行かないよ(笑)。
後ろの席の方が、全体がよく見えるしね。




ウミガメがいるエリア「ウミガメの浜辺」には、階段で行かなければならないのかと思ったが、ぐるりと遠回りになるけどスロープもあった。




スロープと階段(右奥)




この下にある『しんかい2000』を見にいこう(「深海Ⅱ」)。
……ん??階段しかないぞ。




階段を降りて、展示してある有人深海探査艇を眺めたりして、「今は、(しんかい6500で)更に更に深くまで潜れるようになったんだなぁ」などと感慨深く思ったりして……。




展示スペースには、階段以外に降りる術がなさそう。
大きな扉があるので、車いすは別ルートでここから出入りするのだろうと思いながら階段を上がると、“車いすの方はスタッフに声をかけてください”という内容の貼り紙があった。
一応配慮はしてあるが、声掛けしなきゃ見られないのはちょっと残念。
しんかい2000に興味がなければ関係ないか(笑)。



ペンギンとゴマフアザラシの所が一部階段状になっているけど、そこを降りなければ見られないという訳ではない(「ペンギン・アザラシテーマ水槽」)。




金曜日の午前中にも関わらず、入場客が多かった。
遠足と思われる、小学生や幼稚園児や保育園児ばかりだったけど(笑)。


さて次は。
車いすでは上まで行かれない、江の島を散策するよ。




参道(「弁財天仲見世通り」)は緩やかな坂になっている。


名物のたこせん&えびせんが売っているお店では、既に行列ができていた。


上り専用のエスカレーター『江ノ島エスカー』があるが、そんな物は使わず歩いて行くよ。
因みに、エスカーに車いす乗せて上がれば良いんじゃないか?と思うが、エスカーは上りのみなので、上がれたとしても降りられない。
あと、幅が狭いみたい。



この鳥居の手前から右側に向かって通路があって、そちらからは島の中腹までは車両が上がって行ける。
但し、車いすが上がって行くには、ちょっとキツいかもしれないし、シーキャンドルまでは辿り着けない。


「瑞心門 朱の鳥居」










シーキャンドルがある島の中腹まで登って行くと、ちょっと開けた場所(「亀ヶ岡広場」)に出る。
たこせん&えびせんは、ここの売店で買うのがオススメ。



今度は一旦下ったり更に登ったりを何度か繰り返すと、島の反対側の岩場に到着する。
ここに来るまでは、急な階段しかないので、車いすでは絶対に行けない。





山二ツを越えて、「江島神社(奥津宮)」の近くを更に歩く……。




「稚児ヶ淵」。ここから下の岩場に降りられるけど、も少し歩くよ。




「江の島岩屋」の中を通って……







写メでは全然伝わらないと思うけど、実際はとても絶景である。



「稚児ヶ淵」の岩場。



岩場を堪能したら、一旦戻ってシーキャンドルに登るよ。
江の島サムエル・コッキング苑」という公園・植物園の中にあるので、ここの入園料も併せて払わなければならない。





シーキャンドルの2階(展望フロア)まではエレベーターがあるので、もし、ここまで車いすで来られたら、上に行く事は可能。
更に上の屋外展望フロアに行けるが、そこは階段しかない。
確か東京タワーも、一番上の展望フロアに行くには、階段しかなかったような記憶が……。



快晴だったら富士山が見えるらしいが、わざわざここに登って富士山を見たいとも思わないや(笑)。


今日は曇りだから、富士山とは反対側を撮ってみた。
……センスねぇなぁ(笑)。


江の島は、1度行けばもう充分という感じ。
狭いし階段は多いし、起伏も激しいし。何より人が多過ぎ……。


そうそう。
昼食は、生しらす丼をいただいた。





初めて食べる生しらすだけど、想像していた味とはビミョーに違っていて、大した感慨はなかった。





何だか、全体的に軽くdisっているような内容になっている気がするが、全て個人の感想です(笑)。





by:は