大は小を兼ねるが、小でも大を兼ねさせる(笑)。

女性職員が、キャラバンでの移送運行が久し振りなので、午前中に練習を兼ねてルート確認をすると駐車場に向かった。

しばらくして電話が。

「キャラバンのエンジンがかからない。うんともスンとも言わない。」

ああ、バッテリー上がりだろうか……。

駐車場に確認しに行くと、確かに動かない。いかにも“バッテリー上がり”な雰囲気。

このままでは、午後の移送ができなくなる。

ワゴンRを持ってきて、バッテリーケーブルを繋ぐ。

……のだが、ケーブルは古いし断線しかかっているので、全く反応無し。

終いには何だか焦げ臭くなってきた(笑)。

そもそも、軽自動車のバッテリーで、ワンボックス車のバッテリーをどうこうできる訳が無いんだよなぁ……。

仕方がない。

悪あがきはやめてＪＡＦを呼ぼう。

移送サービスに関してＪＡＦを呼んだのは、今回で３回目だ。

状況を説明したら、３０分くらいで来てくれるとのこと。

来るまで時間があるので、一端事務所に戻り、万が一の際の手を打つ。

市内にある介護タクシー事業所に連絡して、代わりに対応してもらえるか確認。

利用者には状況を説明し、介護タクシーで送迎してもらう手配はしたので、万が一の際はそのようにしても大丈夫かの確認。

もちろんこの場合、普段の移送サービスの料金と介護タクシーの料金は違うので、差額分をＣＩＬ・昭島が負担する旨も伝えている。

これで、エンジンが掛からない状況が、バッテリー上がりによる物ではなかったとしても、最低限今日の移送運行は大丈夫になった。

↑根本的な問題は先送りしているかもしれないが、今は仕方がない……。

そしてＪＡＦ登場。

ポータブル充電器を接続したら、あっちゅう間にエンジンがかかった！！

やっぱスゲェゼＪＡＦ！！！……という名のステマ(笑)。

取り敢えずの原因は、ただのバッテリー上がりだったようだ。他の不具合ではなくてヨカッタ。

このまま１時間くらいアイドリングしておけば、一応充電はできるが、リフトなどを使う車両ならバッテリーの交換をお勧めしますとのアドバイス。

バッテリーの耐用年数は、概ね３年くらいなんだって。

確認してみたら、５年くらい使っていたよ……。

この後すぐにバッテリーを買いに行けば、午後の移送には間に合いそうだぞ。

ご近所のカー用品店に在庫確認の連絡をしてみよう。

キャラバンで使用しているバッテリーは、１２５Ｄ３１Ｌというサイズ。

数字などは、大雑把には以下の通り。

１２５…バッテリーの容量

Ｄ、３１…バッテリー本体のサイズ

Ｌ…バッテリーのプラス端子の位置（Ｌはプラスが左、Ｒはプラスが右）

１２５というのは結構大容量になるようで、行けそうなお店３軒とも在庫が無いとの回答。

一番近いホームセンターには、１１５Ｄ３１Ｒなら在庫があり、ちょっと遠いカー用品店には１３５Ｄ３１Ｌなら在庫があるらしい。

どちらもビミョ～～～～～～(笑)。

それぞれの懸念は、容量が下がり端子が反対なのと、容量アップで価格もアップ(笑)なこと。

過去の整備記録を確認してみると、キャラバンは２回バッテリー交換をしている。

１回目が９５Ｄ３１Ｌ（以降最初の数字のみ）に交換しているので、恐らく元々装備していたバッテリーも同サイズだと思われる。

２回目は４年後に交換している。この今装備しているバッテリーが１２５なので、一気に容量アップしていることになる。

もう５年も前なので、何故このサイズにしたのか記憶が定かではない。

元々のサイズから比べると１１５でも充分な容量に思われるし、バッテリーの配置を見ると端子が逆でも問題が無さそう。

しかし、現在のサイズから下げるのは、何らかの不具合を誘発しそうな気が……。端子の位置も大事なんじゃないかなぁ……。

などと悩んでしまう。

そうこうしている間に、外出できる許容時間が刻一刻と迫ってきた。

ええい！

ご近所に行っちゃえ！！！！

……という訳で、１１５Ｄ３１Ｒを購入。

フロアの下に隠れているバッテリーは、狭い所に固定しているので持ち上げ難い。

また腰が痛くなりそう……。

端子の位置を逆にすると、やっぱりケーブルの固定が手こずる。長年のクセが付いてしまっているケーブルを無理矢理曲げ直して、どうにか固定する。

ケーブルがごちゃごちゃしている(笑)。

エンジンをかけてみる。

大丈夫と解っていても緊張の一瞬(笑)。

ちゃんとかかった！！！

↑当たり前だっつーの。

バッテリー上がりの根本的な原因が経年劣化だけなのか、その辺の判断ができないけれども、取り敢えず運行に支障がない状態に回復した。

介護タクシー事業所と利用者に連絡して、今回の騒動は終了したよ(笑)。

by:は