(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

1人暮らしと風呂釜

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。



さて、皆さんが今、暮らしている家のお風呂の“風呂釜”は
どうなっているでしょうか?
まぁ、中には「風呂釜を見た事がない」という人もいるかも。

もし、風呂釜を見た事がなければ、多分家の外に付いているハズです。
今は、風呂釜や給湯器が“外付け”という家も多いと思いますが。


私が現在暮らしている家の場合は、浴槽(お風呂)の横に“シッカリ”と
くっついている(?)『浴室内設置の風呂釜』です。
そして、浴室の壁に普通の窓とは別の小さな窓が開いています。


画面右側には“普通の窓”。
中央の上の方に……







謎の小さな窓が!



この窓、開閉が上手く出来ず、ほとんど“開きっぱなし”なので
今の様な冬の時期はとても寒いのです。そこで、大家さんに…

「この窓は閉まる様に出来ないのですか?」と聞いてみたところ、
大家「室内に風呂釜があるので、開けておく必要があるんです」という答え。

どうやら、風呂釜が不完全燃焼を起こしたり、一酸化炭素中毒になるのを
防ぐために換気用に開けているという事らしいのです。


し ・ か ・ し ……

「お風呂場が寒いのは耐えられない!」と思った私は
スマートフォン等を使ってインターネットでの調査を開始!!



昔の風呂釜は排気用の配管1本でした。
これでは風呂釜に空気(酸素)を入れる事は出来ません。

CF釜という名前です。(CFの意味は分かりません)




釜から露出した煙突のような配管が、見事に“1本”です。


では、ガスを燃やすための“酸素”はどうやって取り入れていたのか?
そうです!前述の大家さんの言う様に、浴室の壁に窓や穴を開けて外の空気を室内に入れていたのです。

……ただ、この方法だと“天候”や“風向き”によって浴室内に空気が入りづらくなり、
風呂釜のガスを燃やす為の酸素が足りなくなって、
一酸化炭素中毒になってしまう人が大勢いたそうです。そこで登場したのが……

配管が吸気用と排気用の2本付いたタイプです。

バランス釜という名前です。(名前の意味…以下同文)




上の方に2本の配管が見えます。
※最近のバランス釜は、浴室内に配管の露出していないタイプが主流です。


コレだと管を使って風呂釜に酸素が入るので、
浴室に窓や穴を開ける必要が無くなり、一酸化炭素中毒になる危険も
大幅に減ったのだそうです。
※もちろん、配管用の穴は開きます。外気が直接浴室内に入る穴が無くなるという意味です。


……ということは、我が家の風呂釜が“2本”であれば“小窓”は必要ないのである。

早速、浴室へ行って確認してみると・・・


この配管を辿っていくと……






ジャーン2本ありました。!!!!


この写メでは、判りにくいですが。


結果、今の我が家の風呂釜の状態なら“換気用小窓”は必要無いことが判明!!!
わーい、わーい(歓喜


でも、まだ大家さんに連絡していないので、そのままだったりします(汗)。





では、また次回  K