(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

1人暮らしと湿気対策

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


早いもので8月も、もうすぐ終わってしまいますねぇ…。
私が自立生活をスタートさせたのが、去年の9月17日なので、
間もなく、一年が経とうとしています。

私は家の中では、手動の車イスを使っています。
以前住んでいた人も私と同じ様に、車イスに乗って生活をしていたので、
使い易い様に、トイレや浴室のドアなどは取り外されカーテンで仕切られています。


こんな感じです。


中央の黄色いカーテンがトイレ。向かって左側のカーテンは浴室です。


ちなみに、向かって右側は洗面台になっています。


実は、去年の今頃、家を見に行った時、
私の前に住んでいた人から「この家は湿気が多いよ」
という話を聞きました。

湿気が多い家の中でも、特に酷かったのがトイレでした。
時には、便座やトイレットペーパーが微妙に湿っていたりと、
本当に大変で、毎回トイレを使うのを躊躇するほど湿気が多かったのです。

前に住んでいた人も、私も、湿気の原因はトイレや浴室などのドアを外した為、
“水まわり”の湿気が家中に回ってしまったと考えていました。
そして、トイレの湿気の原因は、すぐ隣にある浴室の湿気が入ってきていると
思っていたのです。


と・こ・ろ・が……

今年の6月頃、梅雨入りしはじめてからトイレに“ナメクジ(グロ注意)”が出始めたのです。
暫らくの間は、「発見しては(塩で)退治」モグラ叩き状態でした。

しかし、梅雨が深まるにつれ、毎日、出てくる様になり、しかも徐々に
数が増えていきました(最終的には、1回で4~5匹)。
さすがに、限界を感じた私は何処から出てくるのか調べてみる事にしたのです。


そして発見した出現場所は…


トイレ(茶色の床)と洗面台のある廊下(白い床)の境目の…



この辺りでした。


布テープで塞いでしまった後なので、見え辛いかもしれませんが、少し歪んでいます。



“歪んだ所”を良く見てみると、床板がめくれ、隙間というか穴が開いていました。
ナメクジは床下から穴を通ってトイレに出て来ていたのです。
見つけた直後は“ココ”だけ塞ごうと思ったのですが、念の為、
境目1列全部塞ぎました。


穴(隙間)を塞いでから、約1ヶ月ほど(7月頃まで)様子を見ましたが、
ナメクジは全く出てこなくなりました。
ホッとした私は、トイレの“もう1つの大きな変化”に気が付いたのです。

それは…

トイレの湿気が無くなって来たこと!!

数日間、窓を開けたり、エアコンの室外機を利用して換気をすると
ほぼ完全にトイレの中の湿気は無くなってしまいました。
さらに今月(8月)に入った頃には、家中の湿気が無くなったのです。

それから、梅雨入り頃から、つい最近まで
極度の便秘で、かなりツラかったのですが、今では体調も改善しました。


引っ越してきた当初「水まわりが原因」だと思っていた家中の湿気は、
床の隙間(穴)から床下の湿気が家の中に入ってきていたのですねぇ…。
しかも、湿気が便秘(体調)にも影響するなんて想像もしませんでした。

…………こうなってみると、ナメクジ様々というコトになるんでしょうか?
あまり感謝したくない気がする(汗)。



皆さんも、家や室内の湿気を甘く考えず、換気などをこまめにしましょう。
※もし、床に穴(隙間)があったら、すぐに塞ぐことをお勧めします(笑)。





では、また次回  K