(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

散髪むかし話

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。



先日、CIL・昭島の事務所を訪れた際、
私の頭を見ながら代表が大声で…

代表「髪の毛、伸びたねぇ~、うるさく言う親が居ないからでしょ」

と、一言。

この一言から、私が中学~高校生の頃の
私と母親の散髪に纏わるエピソードを話すと代表が…

代表「ブログのネタになるねぇ」

と、言っていたので、今回は、その時話した事を書こうと思います。



エピソード1

私が中学生の頃、母親と外出をした帰り道、母が…

母「髪伸びてるから、切りにいこう」

と、言うので、当時私が通っていた実家の近所の商店街にある
“床屋”に向かったのですが、その日は、いつもの床屋が休みでした。

私は日を改めて、床屋が開いてる別の日に行こうと
考えましたが、母親は同じ商店街にある“美容室”で切ろうと主張。
反抗期もあったのか、私は、その意見に猛反発。

当時は、電動車イスではなく、手動の車イスに乗っていて
地元の学校にも、両親(主に母親)に押してもらって通っていました。
なので、移動の主導権は基本的に母親の側にあったのです。

その時も、私の意志に反して車イスは美容室に向かって一直線!!
道中も「行く、行かない」の口論は続き、ついには、店の入口の前での
大ゲンカに発展!!!

そんな大ゲンカにケリを着けたのは母親の“この一言”でした…。

母『車イスを押して学校に行くのは私だ!!』

……この言葉に当時の私は、泣く泣く(←本当に泣きました)降参。
母親に連れられ美容室に入って行ったのでした。



エピソード2

今度の話は高校生の頃、私がいつもの床屋で散髪をする直前、
買い物で通りかかった母親が店に入ってきて…

母「スポーツ刈りだけはやめなさいね!」

と、言ってきたのです。

当時の私は、髪の毛を整えるのが面倒で髪型は、いつもスポーツ刈り。
母親にはソレが気に入らなかった様です。

高校生の時は、もう電動車イスに乗っており、
高校にも“自力”で通っていたので、
エピソード1の様な心配も無くなっていた私は強気で(笑)…

私「自分の勝手じゃん!!」

と、反論。

そして、今度は店内で口論が勃発。
上記の事もあり、今回は私も終始、強気で押しまくり
最後は…

母「勝手にしなさい!」

と、母親が店を出て行って、ケンカは終了しました。

ただ、それ以来、店に行く度に、床屋の店員から…

店員「お母さんは、大丈夫?」

と、聞かれる日々が続きましたとさ…(苦笑)。
以上、昔々のお話でした。





では、また次回  K



お・ま・け

床屋さん(理容室等)の店先でくるくる回っているヤツです。




ちなみに、名前はサインポールというそうです。
(※CIL・昭島の事務所の近所で撮影)