(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

1人暮らしと障害者総合支援制度 実践編 その3

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。
 
 
 
さて、当シリーズ実践編の第1回で
介助者(ヘルパー)を使った初めての…
 
自宅での入浴
 
について一部、紹介しました。
(※詳しい内容は、4月13日分ブログ記事参照)
 
その中では、簡単に…
 
「私自身が、初挑戦なので、試行錯誤の連続」とか、
「今後の改善点を多数見つけられたので、
初日に挑戦した価値は、大いにありました」
 
という感じで書いただけだったので、今回は、初日で発覚した問題点を具体的に。
“ソレ”を踏まえての、2度目の入浴の様子について、少し書いてみようと思います。

 
 
 

初日に発覚した問題とは…

 
●準備に時間が掛かってしまった。
 
我が家の風呂釜は、一昔前の“バランス釜”という古いタイプ。
ヘルパーも、私も子供の頃に入った記憶があったものの、
実際に使ってみるのは2人とも今回が殆ど初めて。
 
バランス釜とは?→Wikipedia
 
 
 

我が家の風呂釜です。

 
 
 
 
 
 
 
 
ヘルパーに撮ってもらいましたが、浴室が狭くて全体を収められず(汗)。
 
 
 
今まで、シャワーは使っていたので“風呂釜の点火”は、
問題なくヘルパーに説明して、1発で成功。
 
しかし、そこから先は、2人とも自信が無く…
 
私「……ココから、どうするんでしたっけ?」
ヘルパー「直接お湯を入れるんじゃないですか?」
私「いや、それだとガス代が物凄く掛かると思います」
2人『………(考え中)』
私「アァッ!浴槽に水を張って、沸かすんですよ!」
ヘルパー「そうでした。思い出しました!」
 
という有様(苦笑)。
 
※直接給湯も水から湯沸かしも、そんなにガス代は変わらないみたいだよ(は)。
 
 
この日は、初日ということもあり、外出・夕食の準備時間等の配分も、うまく行かず、
入浴の準備を始めた頃には、ヘルパーの派遣時間は残り…
 
2時間。
 
準備をしてから出るまでを考えるとギリギリの時間。
しかも、メインの入浴が初めてなので、どれぐらい掛かるか読めず
何とか時間内に収める為、水の量を少なめにして、沸かす時間を短縮する羽目に(泣)。
 
や・は・り
 
予想どおり、1つ1つ必要な介助をお互いに確認し合いながらの
“初めての入浴”は時間が掛かり、私が浴槽を出て脱衣所に
辿り着いた直後、ヘルパーから…
 
ヘルパー「丁度、(終了の)時間ですね」
 
という声が…。
 
ヘルパーは、心配していましたが、
時間厳守という事で、この日は時間どおりに帰ってもらいました。
 
その時の私の格好は…
 
ご想像にお任せします。
(その後、時間を掛けて、ちゃんと服を着ました)←アッ!バラシちゃった
 
少々、バタバタしてしまいましたが、
それでも“シャワーだけ”より暖まる事が出来たので、
良かったと思っています。
 
これが、ヘルパーを使っての初入浴の顛末です。
 
 
そ・し・て
 
以上の反省を踏まえ…
 
・夕食の準備等と、入浴の準備(浴槽の水張り・湯を沸かす)を平行して指示する。
・前回よりも夕食の時間を早くする。
 
など、など、入浴の時間を多く取る対策を実行。
 
加えて、入浴時の介助も前回経験しているので、
全体的にとてもスムーズになった事もあって、今回は最後(服を着る)まで
余裕を持って出来ました(笑)。
 
しかも、ヘルパーの派遣時間が…
 
2時間残った!!!
 
なので、最後に、お風呂で乾いた喉を潤す為、最後にお茶を頼んで“優雅”に
1日を終えましたとさ。
 
「失敗は成功の元(母?)」という言葉を実感してしまいました。
 
 
 
 
 
では、また次回  K