(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

講演会、無事終了。

「障害者の権利条約を市民へ伝え、虐待をなくす地域社会を目指す事業」第1弾『障害者の権利条約』の講演会が、無事終わりました。


一般の方には馴染みの薄い内容でしたので、参加者が少ないのではと不安でしたが、40名を超える方々が集まってくれました。

先の東京都議選衆議院議員選挙による民主党の大圧勝を受けて、政治体制は大きく変わりました。
新政権の下、自立支援法廃止に向けた動きと共に、日本は権利条約に批准することができるのだろうか……関心は高まるばかりです。

講演会前日にモンゴルから帰ってきたという講師の佐藤さんは、現地が天候不順のため飛行機が飛ばないのではとヒヤヒヤしていたそうです。

日本の福祉制度は、わずか20年間で大幅に変わったという事を、ヒシヒシと感じてきた佐藤さんならではの体験談を踏まえ、解り易く丁寧にお話してくれました。


休憩を挟み、CIL・昭島の理事でもあり、昭島市障害者自立推進協議会の前の委員を務め、昭島市障害者児福祉ネットワークでも活躍をされていた上野博さんとの対談を行ないました。

上野さんからは、世界各国はこの国際障害者の権利条約に対してどのようなアクションを起こしているのか、どれくらいの国々が批准をし、またしていないのかなどの状況の報告などがありました。

期待していた佐藤さんとの対談は、残念ながら時間の都合で、上野さんが質問をし佐藤さんが答えるという短いものになってしまいましたが、それでも佐藤さんは丁寧に答えてくださいました。


11月には以下の通り「障害者の虐待について」の講演会を行ないます。
差別と虐待は同じレール上に存在しているものだと私たちは考えています。


日  時:11月21日(土)13:30~16:30

場  所:昭島市保健福祉センター(あいぽっく)

内  容 : 講演(予定)

講  師 : 佐野 武和氏

定  員 : 70名(先着順)

参 加 費 : 無 料      ※手話通訳あり


皆様の参加をお待ちしています。