(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

2008年度 統一大行動への参加・協力のお願い  その1

「誰もが使える交通機関を求める」全国行動東京実行委員会より、全国交通行動への参加呼びかけが来ましたので、お知らせします。

先ずは、統一行動のビラ・チラシの内容文から。



●【バリアフリー新法の下で乗車拒否を止めろ!】

「だれもが自由に安全に使える交通機関を求めて」活動を始めてから20年が過ぎました。毎年、国や鉄道・バス事業者と話し合いの場を持ち、わたしたちが必要としていることを訴えてきました。
平成12年に成立した「交通バリアフリー法」(「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」)の下で、鉄道駅には エレベーターや多機能トイレ、路線バスにはノンステップバスが増えてきました。
鉄道事業者には、平成22年度末までに交通バリアフリー法のバリアフリー化対象駅を全駅バリアフリー化すると公表する鉄道事業者もあります。また、路線バスにも、「すべてのバスをノンステップバスにする」という計画を公表する事業者が出てきました。
                                             

平成18年、建築物のバリアフリー化を求める「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(ハートビル法)」と上記の交通バリアフリー法が統合され、バリアフリー新法「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律ができました。
この法律によれば、わたしたち市民の提案で、市区町村に、様々な交通や歩道・建築物・都市公園を一体的にバリアフリー化整備していくための計画を作成させていくことを提案できるとしています。また、その計画の作成過程に様々な障害当事者や高齢者・ベビーカー使用者等の移動制約者、交通・道路・建築物事業者の参画が求められています。
設計・計画の段階から、様々な障害者や高齢者・ベビーカー使用者等の移動制約者の人たちが安全に円滑に利用・移動できることをしっかりと認識し、想定しながら、計画を進めていく「いつでも、どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方に基づいた基本構想を各地でつくらせていきましょう。
                                                  

この様な中、正当な理由なく乗車または利用拒否されるという事例が後を断っていません。バリアフリー化された設備の下で、障害に対する偏見と無理解・「こころのバリア(=障壁)」が、鉄道・バス・建築物事業者の中にはまだあるところがあり、乗車拒否・利用拒否されて、大変つらい思いをされている事例が寄せられています。
わたしたちは、どんな障害があっても自由に安全に街に出て、社会生活を送りたい、社会参加したい、と考えています。そのためには、わたしたちが、一人の乗客として、利用者として、想定されていなくてはなりません。ですから、わたしたちは、市民のみなさんに、鉄道・バス・建築物の事業者の方々に、わたしたちを
「一人の乗客として、利用者として、想定してください。接遇してください。」と強く理解を求めます。