移送サービス ~車いすと移乗と、時々、階段昇降~
移送サービスについて問い合わせの連絡が来た。
相談内容は、自宅のある2階から階段昇降を含む通院(リハビリ)をしたいという事だ。
早速、福祉有償運送についての説明をしに自宅へ伺った。
早速、福祉有償運送についての説明をしに自宅へ伺った。
階段昇降機を設置する予定なので、それまでの間お願いできないかという事だ。
多くの移送サービス事業所がそうであるように、CIL・あきしまもベッドtoベッドでの対応をしているので、これは受けるべき内容である。
しかし、運転手1名では到底無理なので、2名体制で行なう事を了承してもらった。
2名体制だと時間料金が倍になるから、こちらの都合だけで勝手にやる訳にはいかない。
2名体制だと時間料金が倍になるから、こちらの都合だけで勝手にやる訳にはいかない。
そんなこんなで、2名体制で行なった運行当日。
階段昇降を含む運行はここ何年も行なっていないので、一抹の不安はあるが、恐らく大丈夫だろう……。
……という認識は甘かった。
8段・踊り場・8段の直線階段だったが、キツかった。
生憎の雨模様だったので足下も悪いし、何より体力が伴っていなかったようだ(ガックシ)。
生憎の雨模様だったので足下も悪いし、何より体力が伴っていなかったようだ(ガックシ)。
このままでは、今後の運行自体お断りせざるを得ない状態なので、プランB投入。
基本の4名体制で行ないたいのが本音だが、利用者の経済的負担やこちらの人的確保をどうするかという問題が生じてくるので、折衷案の3名体制で行なおうと試みる。
基本の4名体制で行ないたいのが本音だが、利用者の経済的負担やこちらの人的確保をどうするかという問題が生じてくるので、折衷案の3名体制で行なおうと試みる。
取り敢えず、CIL・あきしまの職員×2と運転スタッフの計3名で、本当に大丈夫か事前に練習。
基本の持ち方はこうだが、階段の幅が狭かったのでこうした方が良い、上を2人にするか1人にするか、上がる時と下がる時はどういう風にしたらいいかなど、人の乗っていない車いすを前にああでもないこうでもないと議論を開始。
なんとなく形がまとまったので、都心へ出ていた代表をわざわざ戻らせて練習台にする(笑)。
夕方の30分くらいしか時間が取れなかった事と、3名それぞれの体勢が上手く決まらなかったり、階段昇降未経験の職員がビビッてしまい、後日改めて練習する事にして一旦解散。
夕方の30分くらいしか時間が取れなかった事と、3名それぞれの体勢が上手く決まらなかったり、階段昇降未経験の職員がビビッてしまい、後日改めて練習する事にして一旦解散。
ああぁぁ……。不安は募るばかり(笑)。
夕べの練習を踏まえて、再確認しながら練習開始。
だんだんコツが掴めてきたようで、体勢も楽になって、職員もビビらないし(笑)、不安はかなり払拭された。
折角なので、ブログ用の写真を撮ってもらう余裕も出てきた(笑)。
折角なので、ブログ用の写真を撮ってもらう余裕も出てきた(笑)。
最後に、階段昇降の練習風景を載せてみる。
最初は、3段の所から練習した。 |
今回は、3名の体力や体格差を鑑みて、このような配置にしてみた。 |
前輪を上げる“キャスター上げ”をし、上側から一気に引き上げる。 |
下側は、落ちないよう車いすの下に潜り込むような状態になって支える。 |
今度は降りてみよう。 |
登り同様にキャスター上げをし、後輪だけに重心が来るようにバランスを取りながら降りる。
上側は、ハンドグリップを引くような感覚で降ろしていく。 |
この辺りまで降りると、支える部分を変更しなければならないので、ちょっと危険。 |
あと少し。心なしか、代表の顔が強張っている(笑)。 |
by:は