(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

~被災地への募金活動について~

ボランティアとして募金活動に参加してくれたCIL・昭島の利用者の小俣さん。
2日間の活動を振り返っての感想を書いてもらいました。
 
 
 
 
募金活動をするにあたって思った事は、震災の日からけっこうな日にちが経ち、募金活動をやるのが少し遅かったかなぁとは思いましたが、やってみると、日本人ってまだまだ心温かい人がいるんたと思いました。まだまだ捨てたもんじゃないと思った位です。

1回目は夕方に募金活動をしたのですが、あまりの人の少なさに募金にならないのではと思ったくらいです。
でもなぜかやめられない気持ちはなぜなんだろう。俺もなにかの役に立ちたいと思ったからです。こんな事位しかできないけど、少しでも被災地の方が元気になってもらいたいし、何かの役に立てるのならと…。
最初に募金をしてくれた人は障害を持った人だったのをおぼえています。やっぱ、障害者が募金活動をしているから、障害を持った人しか募金してもらえないのかと思えてなりませんでした。

2回目の募金活動は昼間だったせいか、けっこう募金してもらった気がします。
募金してくれる人・人・人。
障害を持った人しか最初の時募金をしてくれなかった。でもその内に健常者が募金をしてくれた時、皆んな同じ気持ちなのかなぁと思ったんです。中には家族づれで募金をしてくれた人~子供が募金してくれる~なんかジーンとくるものを感じました。
人は1人では生きていけない。誰かの支えがあって皆んな生きている。
支える人あれば支えられる人もいる。ましてこの震災。こんな悲しい事はあってはならない。この震災で生きている望みをたってはいけない。

誰かを助けてやるのではなく、誰かを助けたいと思うのが人間なのではないだろうか。

悪い事をした人は、いずれ罰を受ける事となる。
良い事をすれば、いずれ良い事が自分に返ってくると思っている。こんな時にやれる事はなんだろうと思った時、こんな事しかできない自分にもどかしさもあるがしかたがない。

今自分にできる事。それは皆んなも同じ気持ちなんだろうね。
形は違っても、ボランティアに行ける人は被災地に行ってガンバレば良いと思うし、俺達車椅子が被災地に行ってもじゃまになると思うしね。うまく言えないけど、人にはその人の特性を持ってんだから。

皆んな、なにかの役にたちたいと思っていると思うから、僕はこんなことしかできないけど、役にたてればと思っています。