(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

障害者施設でのクリスマス会

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


私は小学生の頃(5年生まで)小平市にあった障害者施設に入っていました。
当然この時期、施設でも「クリスマス会」が開かれていた訳ですが…
そのクリスマス会でサンタクロースが最後に配る「プレゼント」は
各自、上限1000円で保護者と一緒に買いに行くことになっていたのです。

ということは、プレゼントが何なのか事前に分かってしまう…

我が家では、「クリスマスのプレゼント」は両親にも言わず(言うと逆に怒られた!)
当日ドキドキしながら、包みを開けるのが普通だったのでとても不思議でした。

そこで、ある年クリスマス会のプレゼントを買いに行った時、横にいる母親に
「どうして、一緒に買いに行くの?プレゼントが分かったらつまらないじゃん」

と聞くと母が

「プレゼントを渡す時、混乱しないように本人に確認させる為に
一緒に買いに行くの!
クリスマス会のサンタは園長先生(私のいた施設ではこう呼んでいた)
って皆分かってる
んだからいいのよ。本物はちゃんと家に来るでしょう!」

と、少々キレ気味に返答…どうやら、施設からうるさく言われていた様で(笑)。

クリスマス会のメインイベントである「サンタクロース登場」と「サンタからのプレゼント」が
バレバレ状態だったので、子供達は内心だんだんテンションが下がっていく。
(ケーキを食べている時がテンションMAX!!)

…しかし、毎年ノリノリでやって来る「園長先生サンタ」の為、無理矢理盛り上がるのであった(笑)。


あの頃の私は絶対今より大人だったなぁ…(遠い目)




では、また次回  K