(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

自立とは何か?

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


先週の5/24(木)CIL・昭島が企画した自立生活プログラム
「1人暮らしをするための生活費は?食事は?(※)全3回シリーズの
第1回が開催され、参加してきました。
そこで、今回は私の個人的な感想等を書いてみようと思います。

今回の企画は、市内の当事者向けなので、ブログでの告知はしていません。


開始時間は午後1時30分。まずは、参加者の自己紹介から…
参加人数は全部で6人。
初回という事で「自分の名前をどう思うか?」というテーマで
自己紹介が進行。結構盛り上がり、前半は終了(笑)。

ちなみに、私の名前に関する感想は「”基本的”に気にした事がありません」でした(笑)。


約10分間の休憩を挟んで…


第1回のメインテーマ「自立とは何か?」は後半から開始!

今回の進行役CIL・昭島代表からイキナリ、
“自立とは何か?”という質問が参加者に投げかけられる。
あまりに、ド直球な質問に、私は少々とまどってしまう…。
それでも、何とか「親元を離れる」と私は答えました(苦笑)。

他の参加者の答えも5人5色というか、個性的な答えもあり、
私は「色々な考えを聞けただででも、参加した“価値”はあった」と思っています。

参加者全員の答えが出揃った所で、CIL・昭島代表から
全国自立生活センター協議会(JILの自立(生活)に対する理念・考え方を引用した……

自立(生活)って何?

自分で立つこと?
じゃなくて、自分で洋服をきたりトイレができること?
それとも、自分で自分のご飯を食べるお金を稼ぐこと??
誰にも頼らず、1人で生きていくこと???

いいえ、車イスを利用して移動したって、介助者をつかって服を着替えてもいいんです。
年金で生活するのも、必要なサービスを受給して地域で生活することも、ちゃんとした権利です。

1人で生きるなんて、そもそも無理な話です。生まれたときから、誰でも自分以外の人と
かかわりながら生きています。
             (全国自立生活センター協議会HPより一部抜粋)

と、いった考え方が紹介されました。


その他には「障害は、社会(環境)が作る」という話。

江戸時代、庶民はほとんど“時計”を持っていなかったので、
大人(成人)が時間を読めなくても当たり前だった。
なので当時、時計が読めないことは“知的障害”ではなかった。
(お寺の“鐘”などを聞いてで時刻を判断していた)

また現在でも…

アナログ時計の針の“形”で時間を理解できていた人が
デジタル時計が増えて逆に、時計が読めなくなった。
など…。

具体的で、分かりやすく、そして、考えさせられる話しでした。


皆さんは、自立や障害についてどう考えますか?





では、また次回  K