(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

災害が起きた時、あなたは、何が出来ますか? その2

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


11月28日(木)保健福祉センター・あいぽっくで行なわれた
CIL・昭島企画の学習会「災害が起きた時、あなたは、何が出来ますか?」の
第4回目に参加しました。

※“4回目”なのにタイトルが“その2”なのは、第2回と第3回を
  体調不良で欠席した為です…(苦笑)。

今回のテーマは『昭島市防災計画(対策)について』。
講師は、昭島市総務部防災課長 小松 慎氏です。






学習会の資料(一部)です。


内容の大半は、立川断層帯地震に関する
昭島市の防災計画や対策の話が中心でした。
資料を使いながらの説明は、
非常に分かりやすく、とても参考になりました。

特に、建物被害や死者数、負傷者数などを
予想とはいえ、具体的に“数字”で示された表を見た時は、
頭の中での“イメージ”では無い“現実”の
被害の一部を実感できた気がしました。



講師の小松さんによる…
昭島市の人口が約11万3千人なのでその中の2万5千人(※帰宅困難者数)…」
と、いった様な解説もあり、私にとって効果は絶大でした。

数字で示されたものは
被害者数などの他に、昭島市が備蓄している非常食や生活物資などなど…




私がショックを受けたのは“昭島市の消防力”について

・昭島消防署 職員数:176人 ポンプ車:5台 救急車:3台 はしご車:1台
消防団    団員数: 88人 ポンプ車:4台 可搬ポンプ:8台

……す・少ない。想像していたより全体的な数がとても少ない。

内心「どうしたら、良いんだろう…」と不安になった直後に聞いた対策は、
今まで私が知らなかった事ばかりでした。


自主防災組織
自治体等を母体とした、平常時の防災知識の普及、
防災訓練の実施や災害時の避難誘導や初期消火、
負傷者の救出等を行なう組織。
(現在、昭島市内では、100団体が結成)

防災隣組
東京都が 地域の防災力向上を推進するため、
意欲的な防災活動を行なう団体を認定するもの。
(現在、昭島市内では、3団体認定)

災害時要援護者登録制度
あらかじめ“災害時要援護者”として登録すると、
万一災害があった場合、市や警察、消防団や民生委員等が
安否確認を行なうシステム。

総合防災訓練
毎年、防災の日(9/1)の1週間前の日曜日に実施している、
市や市民が連携して地震に対処する為の総合的な訓練。

地震の防災対策のほかに、昭島市立川市国立市の3市合同で
多摩川河川敷を会場に行なわれる水防訓練。

など様々な対策の解説、紹介がありました。

昭島市役所”の災害時における対応や体制、
前半よりも“細かい”昭島市地域防災対策の説明・解説があった後、
短い休憩を挟み、学習会後半に入りました。


後半は、学習会参加者と講師全員で輪になっての“グループトーク”でした。

簡単な自己紹介と今回の学習会に対する感想の後、
参加者が防災に対して日頃、気になっている事や、
聞いてみたい事を講師の小松さんに質問するという形で行なわれました。

以前、参加した第1回目の後半は、具体的なテーマの下、
グループに別れて災害に対しての防災や対策を話し合い、発表をしましたが
今回は完全な個人戦なので、自分以外の参加者の考えや思いを“直接”聞く事ができました。

中でも、今回は昭島市以外からの参加者から、
他市の防災対策も知る事が出来たのは大きな収穫の1つでした。


今回の学習会では、自主防災組織や防災隣組といった自治会等を中心とした
防災の取り組みを知り、日頃からの“近所付き合い”の大切さを痛感しました。
障害者の1人暮らしの場合は、なおさらです(汗)。

一応、ご近所と顔を合わせた時“挨拶”はしようと意識はしていましたが
私にとって、自治会は完全に盲点でした。

…とりあえず、自治会に入る事と、災害時要援護者登録制度に
登録する事から始めようかなぁ…。





では、また次回  K