(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

旧Windowsが消えていく……

このブログは、CIL・あきしまの職員のチラ裏ですか?
きっとそうでしょう。

※事務所で使っているPCについて、ダラダラと長く語っているだけなので、興味が無ければ読まない事をお奨めします(笑)。




PCを新しくしたら良いことだらけと思ったら大きな間違いだった。
古いPCでしか動かせないアプリにとっては、PCの進化は何のメリットも無い(言い過ぎ)。

移送サービスの実績管理については、過去に何回かダラダラと綴っている通り、管理工学研究所の桐というデータベースソフトを使っている。
1994年製の桐Ver.5はフロッピーディスク版。ノートPCのWindows98にインストールしていたが、DOSでしか使えないのでちょっと面倒。マウスが使えないので、全部キーボードでやらなきゃならなかった。




未だWindows98が現役稼働するよ。
……全然使っていないけど(笑)。





桐5起動。
PC自体を暫く使っていなかったから、
この画面を出すまで何回も再起動した。




入力画面。
……み、見難い画面だ。
当時はこんな状態で実績管理を行なっていた。



世の趨勢がWin98から2000、Meを経てWinXPに傾いてきた頃、利用者から譲り受けたMeで実績管理をするようになった。
しかし残念な事に、桐5はMeからは対応していないらしい。正確には、Meが対応していなかったのかフロッピーディスクからのインストールがダメだっただけなのかはもう忘れちゃったけれど、とにかくMeに桐5はインストールできなかった。
何故か事務所に桐7のCDがあったので、桐5にはスッパリ見切りをつけてMeに桐7をインストールを試みた。
うん、ダメだった。もちろんノートPCに桐7はインストールできないので、桐5には全然見切りをつけられない(笑)。

仕方がないので、暫くは移送実績管理だけノートPCで行なっていたが、ノートPCにも不具合が出てきた。
反応しないキーがいくつかあって、一番使う矢印が使えなくなったのはかなりの痛手だった。
Me環境で、どうにかして桐7を使えないかと調べていたら、VirtualPCなるソフトの存在を知った。
PCの中で別のPCを構築するという便利アイテム。
Win98で桐7を使い、そのWin98はMeの中で使う。
何と面倒くさく且つ素晴らしいシステムの使い方(笑)。

MeにVirtualPCをインストールし、そこに自宅で不要になったWin98をインストール。更に桐7をインストール。
桐7はWindows上で動作するので、マウスも使えるし画面もWindows風になっているので使い易い。
これでようやくまともな実績管理ができるようになったので、今度こそ桐5にはスッパリ見切りをつけるぞ。
……と思っていたのも束の間、桐5で使っていた一部データが桐7では加工ができなかったので、ノートPCの桐5で加工し、Meの桐7にコピーするという面倒臭い事をしなければならず、なかなか桐5が手放せない。
そのため、ノートPCはいつでも起動できる状態でモニターの横に居座っているよ(笑)。
アクティベーションとか、そういうごにょごにょに関する事には触れてはいけない。


ダメな子のMeたんは、普通に使っているだけでもストレスが溜まるどうしようもないOS。
そのMeの中に別の古いOSがあるので、動きの遅さは尋常ではない。
なるべく他のアプリケーションを使わないようにしても、終了させられないセキュリティソフトなどのせいでPCが思考する時間がどんどん長くなっていく。
実績管理だけでなく、VirtualPCを使わない他の作業でも遅さが際立ってきて辟易……。

個人PCを買い換えたのでお古のWinXPを導入した。家にあっても置物にしかなっていなかったし、使い慣れたPCの方が色々と捗るしね(笑)。
Meで構築した諸々をXPにコピーやら再インストールやらをして、Meと同様にVirtualPCもインストール。
アプリケーションをインストールしてしまえば、Win98やその中の桐7は1つのデータファイルなのでコピーするだけで楽チンに移行完了。これで1台、事務所からMeが消えた。
とらぶるうぃんどうずなMeたんに比べるとぺけぴーたんは優秀、動作は快適♪
桐7+XPで「ジオンはあと10年は戦える!」(意味不明)。
過去の事務所内を撮った写メでXPが確認できる物を見たら、2008年が一番古いようなので本当に10年近く使ったんだなぁ(笑)。




VirtualPCの中で使用していた桐7。
画面は大きいしマウスも使えるので、作業がとても楽チンになった。



暫くして、世間ではWin7が発売された。
最高の布陣(当社比)で臨んでいる我が軍にとっては、「何ソレ、美味しいの?」状態で全く無視。
桐もいつの間にかVer9までバージョンアップしていたけれども、そんなの知らん。
新しいOSに対するアプリケーションの底上げにより、当初は快適にこなせていたXPでの実績管理にも陰りが見えてきた。
段々と動きが緩慢になってきたのでメモリを増設して事なきを得て今日まで運用してきた。

2014年4月、XPのサポートが終了した。
これにより、XPはセキュリティ面での多大な危機に晒される事になる。
……と、一般的には言われているけれども、VirtualPCとはいえそもそもサポートがとっくの昔に切れているWin98をネットワーク内で使っているのだから今更恐れる事は無いよ(笑)。
一昨年PCを寄贈してもらうまではWin2000も使っていたし、甚大な被害を受けた事は皆無なので、ハッカーな人たちには古いPCは相手にされないんだよ(テキトー)。
踏み台にされて、関係各位にご迷惑をかけるような事がなかったのは、たまたまだったのかもしれないけれど……。
そんな風に強がっているけれども、Win7のPCを寄贈してくれるという情報にはすぐに飛びついた(笑)。
認定NPO法人イーパーツさんに寄贈していただいたのはノートPC3台。ノートPCは個人的に好きではないので、実績管理用としては遠慮しておいた。
この3台が導入された事によって、Win2000が事務所から消え、古いOSはXP2台のみ。
正確には、Win2000はお客様用PCになったけれども、ほとんど使われていない。


新しいPCを導入したのは、つい先日の事。
イーパーツさんのPC寄贈でデスクトップが出たので、今度は遠慮しなかった。
Win7はXPに比べると面倒な所があるけれども、使い易い。
尤もそれは、Win98から7に至るまで、画面はずっとクラシックスタイルにしているから、操作感に変化が無いためだろうけど。
runaとかearoなんて使った事も使う気も無いよ。
PCが新しくなっても、実績管理はVirtualPCの中の桐7。即ち、今までと何も変わらない(笑)。
VirtualPCやその中の桐7の起動は早くなったので、それだけでもOK。
移送の運行が終わった後にPCを立ち上げ実績を入力。早いね、いいね♪
データを保存して、バックアップ用に外付けHDDにも保ぞ……ん!!!!

??????

あれ?
外付けHDDドコー?
ネットワークでWin7に繋がっているHDDが見当たらない。
Win7→外付けHDD これは普通に見える
Win7→Win98(VirtualPC) これも見える
Win98→外付けHDD これが見えない
Win98→Win7 これは直接見えないけれども、見ることはできる
試行錯誤した結果、Win98からWin7へ保存、Win7から外付けHDDへ保存という二度手間なら保存できるようになった。
起動や動きが軽快になってもこれではなぁ……と思いつつも仕方がないと諦める。

保存がダメでもちゃんと印刷できれば良いや。
印刷ポチー。

………………。


印刷もダメだった。
事務所には、まだ私物のXPが置いてあるので、実績管理だけXPでやろうかと思ってしまった。
いや…それ……何のために7に入れ換えたのか解らないから。

どうしてもVirtualPCで桐7を使わなきゃいけない理由は全く無いので、新しい桐の導入に踏み切る。
現在は桐10sp2にバージョンアップしているようだが、敢えて1世代前の桐9にした。
桐9は2002年に発売されており、バージョンアップを重ねて2013年発売の桐9sまで出ている。
管理工学研究所のHPに、桐9の体験版があったので使ってみたら、今まで使っていた桐7とほとんど同じで、これならスムーズに移行できそうだったから。
桐10は拡張子まで変わってしまうようなので、その時点で候補から外したので体験版すら使っていない。
これで、完全にXPやVirtualPC内のWin98に頼る事もなくなった。



桐9s登場。




桐7とほとんど変わらないので、違和感無く移行できた。



事務所内の6台のPCの内5台がWin7になったら、残りの1台(XP)をどうにかすればセキュリティ的な問題が大幅に軽減される。
このXPは会計用で使っていて、専用の会計ソフト(PCA会計)がインストールされている。
現在使っている会計ソフトが古い物で、XPまでしか対応していない。
会計ソフトって滅茶苦茶高価で、CIL・あきしまの財政状況ではそうそう簡単に購入できない。
ただ、今の使い方なら、このPCのみを独立させてネットワークから外しても業務に支障は無さそう。
ちょうど別のルートでWin7のノートPCを入手したので、ネットワークはWin7のみにして会計用XPはスタンドアローンで使用するという方法が採れそうなので、早速やってみた。
このXPは内蔵HDDを2台積めるデスクトップPCだったので、共有HDDとしてファイル諸々を保存していたが、今回の変更に伴い、各自が好き勝手にコピペして増やしまくったゴチャゴチャした共有HDDを整理した(笑)。

CIL・昭島の数年来の懸案事項であったPC問題もようやく緩和された。
PCがWin7に刷新された事によって、officeソフト(いわゆるワードとかエクセル)も新しい物に更新されているので、見るのに苦労するファイルが無くなった。
新しいワードで作成したファイルは、古いワードでは読み込めない事もあるのだよ。


初めて使ったノートPCのWin98、わがままMeたんに悩まされ、XPの安心・安定&快適さに一生使い続けても良いとさえ思った。
メーカーの勝手な都合により不本意にPCを更新させられてきた。
OSが起動するだけでメモリの大半を消費するって一体どういう事なんだと憤慨した事もあった。
セキュリティ問題で更にPCを変えなければならなくなって、古いPCはどんどん駆逐されていく。
もうこれで最後にして欲しいよ……。


今のところ快適に稼働しているWin7だが、今すぐWin10にしろとうるさい。
ポップアップや“田”が出てきて、まるでウィルス(笑)。
しれっと更新プログラムにWin10やそれに準ずる物を入れてくるので、見つけ次第非表示。
誰があんな見た目から使い難そうなOSに変えるんだっつーの。
もうこれ以上Windowsに振り回されたくないので、他の職員が気付く前に全部のPCからWin10に更新される要素を排除しているよ(笑)。





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