(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

消生展の報告

その日は1日暑かった。
日焼け対策を全くしていない事務局長の両腕が、火傷したみたいに真っ赤になる程に暑かった(笑)。


車いす体験コーナーは、あんまり盛況ではなかったとは言え、20組くらいの人たちが来てくれたと思う。

例年同様、体験者のメインは子どもたちだった。
今は、学校での総合学習の時間などで、ボランティアや福祉関係の事を学ぶそうで、その中で車いすに触れる機会もあるらしく、車いすの扱いに慣れている子どももいるようだ。
こういう体験を通して、車いすの人たち、ひいては障害のある人たちが“いても当たり前”の存在と感じてくれる事を願うばかりだ。



車いす体験コーナーの状況

原則的には、まず車いすに乗ってもらい、車いすからの視点や乗り心地などを体験してもらう。
乗車体験をした上で、今度は押す体験をしてもらう。乗っていてどういう気分だったかを踏まえれば、自ずと押す際にも注意を払える事が出来るハズである。
その後、希望者には自走での体験もしてもらう。

コース全体
コース全体



スタートしたら、約10センチの段差がある。その反対側は緩いスロープ。
自走の際は越えられないので、スタッフが補助をする。
段差&スロープ



次は人工芝。微妙にタイヤが取られるので、押しにくくなっている。
芝生を通って



ウッドパネルによるガタガタ道。街中は平らな場所ばかりではない。
押す人よりも、乗っている人にこそソレを感じ取ってもらうための物。
最後はジグザグ道。ミニコーンに接触することなく、絶妙な操作で
コースをクリアすることができるか!?
ガタガタ&ジグザグ





消生展全体としては、今年は何故か音楽が無かったのが残念だ。
近隣への配慮なのだろうか、静かすぎるイベントは盛り上がりに欠けてしまう気がする……。

また、飲食の販売が禁止されているため、やはりこの面でも盛り上がりがイマイチだった。
“食の安全・安心”を掲げている以上やむを得ないようだが、何かしらの工夫を考えて欲しいなぁと感じた。
……近くにコンビニスーパーがあるが、やっぱりソレじゃぁねぇ。

北側駐車場では市民参加のフリーマーケットを開催しているが、一時のブームは過ぎ去ってしまったんだなぁと思わざるを得なかった。ダイソー100円ローソンがソコココに出店している今、わざわざフリマで買うような物は無いっていう事なのかな?

市役所ロビー内でも、くらしや食に関する展示やシンポジウムなどをやっていたが、ほとんど見れていないのでどうだったかは解らない。



……何だか、マイナスな感想ばかりな気がするが、来年はどう盛り上がってくれるのか期待しているという事で……。




by:は