(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

応急手当講習 1日目

『胸骨圧迫』っていう言葉を知ってる?


心停止した人に対する応急処置で、従来は『心臓マッサージ』という簡易な表現をしていたようだけれども、心肺蘇生に関するガイドラインの改定により、『心臓マッサージのための胸骨圧迫』に改められたそうだ。

胸骨圧迫の位置も、“胸骨の下の縁に人差し指と中指を置く”“指を肋骨の縁に沿って剣状突起と肋骨で~”などの確認の仕方ではなく、“乳頭と乳頭の間を、充分な強さと充分な早さで絶え間なく”と判りやすく改められたようだ。
“乳頭と乳頭”っていうより、“おっぱいの間”の方が判りやすいような気がするが……。

圧迫回数も15回から、成人・小児・乳児問わず30回に変更されているようだ。
その際、1分間に100回のテンポを保つようにすること。


人工呼吸も、人工呼吸用のマウスピースの使用が推奨され、マウスピースが無い場合やためらわれる場合は省いても構わない。
これは、感染防止の観点からの事のようだが、ドラマなどでは未だに、直接人工呼吸をしているよね。





変換してみたら、以下のような言葉になった。


“自動大外資期如才同期”(DELL-XP)

単語に分けてちゃんと変換した後、も1度入力して一気に変換し直してみた。

“自動体が意識除細動器”

……学習しないヤツだなぁ(笑)。


CIL・あきしまにある他のPCでも変換してみた。

“児童たいがい四季如才同期”(HP-XP)
“自動たいがいしき如才動機”(Me)
“児童対外式如才動機”(Mate)
“自動対外式如才動機”(98)
“児童たいがい四季如才動機”(2000)

……一体どんな機械なんだか(笑)。

同じATOKあるいはIMEでも、使う人によって学習能力に差があるのだろうけど、いくら何でもこれはヒドイ。
それだけAEDが普及していないって事なのかな?
↑多分違うな。





AEDは、音声メッセージにより使い方の説明をしてくれる、誰でも使える簡単便利アイテム。
除細動とは、心停止中は心臓の動きが細かく震える心室細動というのを起こしており、この震えを電気ショックにより瞬間的に停め、正常な心拍に回復させる事。(大雑把な説明)

心停止している人に対して、まず付属の装着パッドを貼付ける。
装着パッドには、鎖骨の辺りと脇腹と貼る位置が図で示されている。
貼付けたらAEDが心電図を自動解析してくれる。その際、対象者に触れないよう指示される。
ショックが必要な場合はその指示をしてくれる。もちろんその際にも、対象者に触れないよう指示される。
ちなみに、心拍が正常な人や完全に心停止している人には、AEDの判断により電気ショックを与えられないようになっている。この辺りも、誰もが簡単に使えるように配慮されている。



救命処置とは大きく分けて、上記の『心肺蘇生』『AEDの実施』と、『気道異物除去・止血』がある。
気道異物……いわゆる窒息状態になった人には世界共通のチョークサインというのがある。
これらがそうなのだけれども、テキストには1つのイラストしか描いてないので、“これと微妙に違ったポーズを取っている人は、窒息状態じゃないんだな!?”と心の中で突ッこんでおいた(笑)。
対象者のみぞおち辺りを強く突き上げる『腹部突き上げ法』は、昔『ハイムリック法』という言葉で習った記憶がある。
掌の付け根の部分で対象者の背中を叩くのは『背部叩打法』。よく背中をさすったり軽く叩いたりしているが、実際はもっと思い切り叩かないと異物を除去することは出来ないらしい。
両方とも、正常な人や意識のない人には、やってはいけない方法である。



この講習、“普及員”という言葉が付くように、応急救護に関する指導も行なえるような技術と知識を学ぶのが目的である。
そのための講義があった。
指導・講義するためには、まずその内容を把握していなければならないし、内容の構成も組み立てなければならない。更には、時間配分も決めなければならない。
レッスンプランというそうなのだが、そのプランを作成する時間だ。
とはいえ、いきなり作成できるはずも無いので、作成は宿題になった。
このプランに基づき、2日目の講義の時間に発表する。4つの班に分かれ、その中で更に『(応急救護のための)導入』『心肺蘇生』『AED』『気道異物除去・止血法』に分かれた。AED担当になった。





こうして1日目の講習は終わった。




by:は