(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

CIL合同企画 大運動会 の報告 ~前編~


運動会を開催するにはバッチリな、秋晴れの爽やかな日曜日。



……とはいかない、空模様。残念な事に曇り空。

そんな天候など気にすることなく、集合時間の10時を待たずして参加者が続々やってくる。
みんなやる気マンマンだ(笑)。

小平市にある知的障害者更正施設さやま園の多目的ホールは、小さな体育館という感じ。



ここに参加者・スタッフ併せて総勢60名以上が集まった。



和気藹々とした雰囲気の中、開会式が始まった。
しかし、大会実行委員長の開会の言葉の中、参加者から競技に掛ける意気込みが、徐々に鋭い空気となって伝わり出してくる。


……あ、もちろん嘘です。
あくまでも、和やかな雰囲気で進行しています(笑)。


さやま園園長のあいさつがあり、続いてスポーツ大会の華・選手宣誓。

 実行委員長の開会宣言


さやま園園長、遠慮気味(笑) 



ホールの照明が落とされ、聖火(に見立てた電灯)を持ったCIL・昭島代表が登場!!!

あれ?
いつもみたいに長い“語り”じゃないのね。


写真撮るタイミングが無かったよ……。



そんなこんなで競技が始まる。紅組・白組に分かれて、最初の種目は『ボッチャ』。
パラリンピックの正式種目にもなっている由緒正しい(笑)競技だ。
……もちろん、今回の運動会用に、多少のアレンジがされているけれど。

3つ重ねたフラフープ目がけ、スロープを使ってボールを投げる。
フラフープの中にボールが収まれば得点(10点)。2重、3重になっている所の方が高得点(それぞれ、20点、30点)。

見た目以上に難しい。


見た目は、ただボールを転がしているだけだが(笑)、意外と侮れない。
スロープの角度や方向などの微調整をしなければ、ボールはフラフープの中にすら入らない。

ボールが勢いよく飛び出したり、フラフープの中に入っても外側だったりと、みんな悪戦苦闘。

スロープの角度が大事 



 20点獲得!


……にも関わらず、CIL・昭島の女性職員はやってくれた!!
ただ1名、30点の所にボールを入れた。しかも、1名2投するのだが2投ともが!!!


入った!!30点!!!!

同じ競技に出ていた代表も、2投とも20点だった。
CIL・昭島、結構やるじゃん!(※事業所対抗戦ではありません)




続いての競技は、車いす玉よけ。玉入れではなく玉よけ。
攻め側(玉を投げる人:青●)は中央のエリアのいて、その周りを守り側(玉をよける人:茶●)が1/3の陣地内を逃げ回る。
投げる玉は130個!!!






攻め側は、最初の頃は要領が判らず、玉を1個1個投げていたが、そのうち両手でわし掴みにしてまとめて投げ出したり、守り側も陣地を無視して縦横無尽に逃げ回ったりと、そりゃあもう大騒ぎさ(笑)。



玉を投げる人やよける人以上に大変だったのが、玉を回収する人。
当初の予定では、1エリアに1名ずつ配置されていて、散らばった玉を順次回収するという方法だった。
まだ穏やかに回収している(笑) 


飛んでくる玉をよけ、逃げ回る車いすの邪魔にならないように玉を拾う。
しかも、当然玉は転がるので、追いかけるのが思った以上に大変。


こんな大変な作業なので、回収係がいつの間にか増員されていた(笑)。


 だんだん大変になってきた(色々な意味で)。

誰が一番回収できるか(笑)?? 



こうして、午前中の競技は歓喜と歓声、笑いと驚き、そして疲労もありつつ終了した。

午後は、さやま園の方々による、エアロビ披露があったり、PK戦や混合リレーが行なわれる。
さぁ、お昼休みのご飯を食べましょう。





後編につづく