(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

有償運送特別幹事会

今日は、多摩地域福祉有償運送運営協議会の特別幹事会があった。


福祉有償運送……移送サービスを行なう事業所は、行政が主催する運営協議会の審議を経て、各運輸支局に登録申請する事ができる。
本来は区市町村単位で運営協議会が設けられるのだが、行政規模やその他の事情を鑑み広域での設置も可能となっている。

東京都下の多摩地域がこのシステムを採っていて、26市町村を4つのブロックに分けて1つの運営協議会を構成している(4市は単独での運営協議会)。
……移送サービスを行なう各事業所にとって、この広域運営協議会のメリットは何1つ無いのだが、その辺のお話はいずれまた。

多摩地域だけで80以上の事業所があり、いっぺんに審議にかける事は難しいので、特別幹事会という場を設け事前に調査・審議をした上で、運営協議会の場でまとめて最終審議をするという段取りになっている。
移送サービスを行なっている事業所のクセして、この辺のカラクリが未だによく把握していない(笑)。


そういう流れの中で、2月1日に行なわれる運営協議会のための特別幹事会が行なわれた。

福祉有償運送の制度ができて、許可制から登録制へと変わり、多摩地域のほとんどの事業所は、大体このタイミングで更新登録の時期が来ている。
ちなみに、CIL・昭島のは更新登録は7月。


幹事会が行なわれたのは、府中市にある東京都自治会館という所だ。




今日は、前半と後半で14団体の審議が行なわれ、前半は瑞穂町・府中市調布市清瀬市昭島市の5市町7団体。
昭島市にある移送サービス事業所はCIL・昭島だけ。7番目。

楕円形に並べられた会議机の片側には、学識経験者やタクシー事業者の代表、利用者・市民の代表、運輸支局職員などの運営委員が座り、反対側は審議対象の各市町村の職員が座っている。

その周りに設けられた傍聴席には、傍聴者と共に各事業所の代表(移送サービス担当者)が座っている。
僕もそのうちの1人だ。
委員の会長の真正面に位置しているので、何かイヤだなぁ……。今更席を移動できるふいんきではないけど……


事務局から諸説明が終わり、いよいよ各事業所の審議開始。
審議は市町村単位で行なわれ、2つ以上の事業者がある市は、それぞれ1事業所ずつ審議される。
その際、事業所の代表も会議机の1つに座らされる。


各市町村の職員が該当事業所について説明をし、委員から質問等がなければ終了。
この日のために、事前に膨大な申請書類は所属市町村のチェックを経て委員に提出してあり、その内容を踏まえた上での審議なので、問題が無ければすぐに終了してしまう。


昭島市の番になるまでの6団体は、問題無く終わる事業所もあれば不備により審議が停滞する事業所もあった。

いよいよ昭島市
僕も会議机に着席する。

「…………以上です。」


え??

昭島市からの説明はもう終わり?
委員からの質問も全く無し??
↑これは予想通り。……というか質問されるような変更点など無い更新登録申請なので当然だが。


1時間かけて府中まで行き、協議開始から40分くらい傍聴し、いざ自分の番になり、着席してから2分も経たずにあっけなく 糸 冬 了 。
それなら傍聴席から移る必要無かったんじゃないの???



前回の更新時から、大幅な変更が無い事業所にもこの幹事会は必要なのか?
来月の運営協議会も座った途端に終了しちゃうのかな(笑)?




by:は
10分の休憩後は残りの7団体の審議だが、一応仕事中なのでとっとと事務所に帰りましたとさ♪