(旧)自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービスなどをやっています。

災害が起きた時、あなたは、何が出来ますか? その3

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


1/20(木)に、保健福祉センターあいぽっくで行われた、
CIL・昭島企画の学習会「災害が起きた時、あなたは、何が出来ますか?」
第5回目に参加しました。

今回のテーマは、災害等が起きた時に備えての…
『災害時イメージトレーニング』
講師は幹福祉会の職員で防災士の大里 宣之氏です。





毎度おなじみ(笑)当日使用した、資料の一部です。



障害者のための防災・防犯学習会の最終回となった今回は、
まさに“集大成”といった内容でした。

これまで、私が参加した第1回、第4回の学習会のテーマだった
『災害発生時~発生後のの行動』『地域の防災対策』等の話から
非常食や災害用品の展示・(一部の商品について)説明がありました。




非常時“にも”使えそうな、色々な物。





必ずしも特別な物を準備する必要は無い。





関連書籍も展示した


「百聞は一見に如かず」とは良く言ったもので、災害用品等は私が想像していたよりも
はるかに色々な種類のモノがあり、大変参考になりました



そして、災害時のイメージトレーニングについて

まず、ライフライン停止による影響と代替策に関するイメージトレーニングとして
停電によって、使えなくなるものできなくなること及び代替策
同様に、上水道供給停止によって、下水道使用禁止によって、
ガス供給停止によって、使えなくなるものできなくなること及び代替策
以上4点を参加者個々人が自分の状況に合わせて考え、
表に記入する簡単なモノ(?)から始まりました。








上記のイメージトレーニング用の記入用紙です。(見づらくて、すみません 汗)



このトレーニングの他に模擬の緊急地震速報を使って
地震が到達するまでの間に“どんな行動がとれるか?”」という
シュミュレーションもありました。






講師の画像は、これくらいしか撮っていなかった……。



大里さんの地震が到達するまで“10秒”です。…スタート!」の声の後、
パソコンから緊急地震速報のチャイム音と、
地震が発生しました。本震到達10秒前です。10、9、8…』という機械音声が…
カウントダウンが続く間、私の体は硬直してしまい、全く動かなくなってしまったのです。(滝汗)

自分の周りで、ガタガタ、ゴトゴト他の参加者達が行動している様子は“聞こえて”いたのですが、
その時の私は、そちらを見る事も出来ずに、前を向いたまま10秒間ジッとしたままでした。
今回の学習会のテーマ「イメージトレーニング」の大切さを実感した瞬間でした。


イメージトレーニングの大切さを実感する出来事がもう1つ…。
それは、参加者が2つのグループに分かれて、東日本大震災発生当日の
行動を話し合うグループトークの時にありました。





皆、真剣に語る


グループトークに入る前に「3・11(東日本大震災)を思い出してみる」
という事で、地震発生直後の被災各地の様子を捉えたニュース映像等を見る事になりました。


私が今まで、テレビで見ていた映像は、高台に避難した人達が撮った津波が街を飲み込む瞬間”
“その後の被害”の映像が殆どでした。
津波の映像も見る度にショックはあるのですが、上から見ている為なのか、
あまり恐怖を感じる事はありませんでした。

し ・ か ・ し


今回見た映像には、個人の家、ショッピングモール、空港など私にも身近な場所で、
突然激しく揺れる。本棚や食器棚等が倒れる。窓ガラスが大きな音を立てて割れる。
といった様な“地震発生の瞬間”に遭遇した人達の生々しい様子が収められていました。

撮影していたカメラの高さも、普段の私の目線と変わらないので、
画面の中の人々の戸惑いや恐怖を一緒になって感じる事ができた気がします。
中でも、地震発生時の屋外の様子は衝撃的でした。

激しく揺れるビル、崩れ落ちる外壁と看板。
「もし、自分がこの中にいたら、緊急地震速報の時と同じで、動けない」と思った直後
私が1番恐怖を感じた映像が目に飛び込んで来たのです。

そ・れ・は…

アスファルトの道路にヒビ入り、割れて行く瞬間の映像!!

私は、コレを見た途端、全身の力が入らなくなってしまいました…(震)。
それでも「こういった映像を見て、恐怖を感じた事もイメージトレーニングの一環なんだ」と
妙に納得している自分が居ました(笑)。


ちなみに、東日本大震災の当日、私が何をしていたか、というと…

当時、私は小平市にある障害者の職業訓練校(現:職業能力開発校)に
JR青梅線西武拝島線で通っていたのですが、地震の影響で2つとも運転を止めてしまいました。
なので、帰宅を諦め、訓練校の寮に1泊。

その日の夕食は、寮生は通常の給食。私を含めた帰宅困難者は、
おにぎり(お代り自由)と味噌汁。
それから、フランスパンの様に固いカッチカチの非常食ジャムパンでした。

翌朝、無事、電車に乗って帰宅しました。




閑・話・休・題

学習会は昭島市の防災マップを使って、参加者各々の生活圏内にある避難所等を
グループごとにチェックしあって無事終了となりました。

昭島市防災マップです。(シールの意味は分かりません。)





確か、CIL・昭島の事務所のトイレで見たことがある(笑)。





では、また次回  K







トイレに貼ってある、昭島市防災マップ。